「社労士の通信講座って、なんであんなに合格率が高いの?正直、嘘くさい……」 そう感じていませんか?
全国平均がわずか6〜7%という超難関の社労士試験において、「合格率全国平均の〇倍」といった数字を掲げる講座は珍しくありません。 しかし、その数字を鵜呑みにしては危険です。
なぜなら、そこにはスクール側にとって都合の良い「からくり」が隠されているケースがあるからです。
本記事では、元資格試験受験生の視点から通信講座の合格率が高い本当の理由を暴露します。 さらに、多くの受講生が期待する「合格お祝い金」に隠された厳しい条件や、実績のある講座を正しく見極めるためのポイントを詳しく解説します。
この記事を読み終わる頃には、派手な数字に惑わされることなく、あなたが本当に最短で合格できる講座を自信を持って選べるようになっているはずです。
社労士通信講座の高合格率のからくり-なぜ全国平均と4倍も差が出るのか?
結論から言うと、通信講座の合格率が高い理由は統計上の集計マジックと受講生層の質の高さの2点に集約されます。 決して、魔法の教材があるわけではありません。
まずは、多くの人が抱く数字への不信感の正体を解体していきます。
合格率の算出方法に隠された「利な分母」の正体
多くの通信講座が公表している合格率は、必ずしも受講生を分母にしているわけではありません。 ここが最大の「からくり」です。
具体的には、以下のような条件で抽出された限定的な数字であるケースがほとんどです。
- アンケート回答者のみ(合格した人ほど回答しやすい)
- 模試を受験した人のみ
- 一定以上の学習進捗(確認テストの実施など)がある人のみ
つまり、です、合格率の分母はそのスクールの当該講座の受講生ばかりではないのです。模試受験者なんて他校で講座受講している属性の人も少なくないでしょう。他校受講生の合格者もちょっと拝借、ってこともあります。
そうなるとどういうことが起こるか、ダブりが起こります。Aさんという合格者はB校とC校2校で合格者に数えられすごい合格率が出てくるって仕組み。
全国平均6〜7%と通信講座利用者に「圧倒的な属性差」が出る理由
もうひとつ、通信講座の数字が全国平均を大きく上回るのは、分母に含まれる「受験者の質」が根本的に違うからです。全国平均を押し下げているのは、以下のような層です。
- 独学で法改正や白書対策を放棄した層
- 会社から無理やり受験させられた「記念受験」層
対して、通信講座に数万円〜十数万円を投資する層は、「絶対に損をしたくない」という強いサンクコスト意識を持っています。
投資をした=退路を断った本気度の高いガチ勢だけが集計対象になるため、必然的に合格率は跳ね上がります。
合格率を「非公開」にしている大手スクールの事情
「実績があるはずの大手校が、なぜ合格率を出さないのか?」こういうことが起こり得ます。その理由は、受講生数が多すぎて「正確な追跡が不可能」だからです。受講生が数万人規模になると、合否不明者が大量に発生します。
- 不明者を「不合格」とみなせば、合格率は極端に下がる
- 不明者を「除外」すれば、データの信頼性を疑われる
実際にあった合格率非公表の理由
私が現役受講生だったころ、これに近いことがありました。某予備校ですが、合格率を公表をしていなかったのです。実際に多くの合格者を出していた大手です、あの時も今も。非公表の理由はノウハウ無くて人員いなくて追えてなかったとのこと。
完全ミステイクですがデタラメ公表するよりもいいと判断したとのこと。これ某有名講師先生が話されていたことだから事実だと思います。
大手は合格率ではなく合格者数(絶対数)で信頼を担保する戦略をとっています。 数字を出さないことが、必ずしも質の低さを意味するわけではないことを覚えておいてください。
実績の裏側を暴露!なぜ通信講座は「法改正・アプリ学習」に強いのか
通信講座が高い実績を維持できる最大の理由は、社労士試験の「急所」である法改正と一般常識対策をシステム化しているからです。
独学者が情報の海に溺れて自滅する一方で、通信受講生は「最短ルート」だけを走らされています。
合格者数推移と「情報の削ぎ落とし」の技術的相関
社労士試験は、毎年膨大な法改正と「厚生労働白書」などの統計データから出題されます。 独学者が最も苦労し、かつ時間を浪費するのがこの情報の取捨選択です。
- プロによる情報の取捨選択:通信講座は「ここは出る、ここは無視しろ」と明確に指示を出す
- 学習時間の圧縮:自分で調べる手間をゼロにし、暗記だけに集中できる環境を提供
- 鮮度の高い教材:法改正情報をリアルタイムでカリキュラムに反映
近年の合格者数推移を見ると、難化傾向にある試験ほど通信講座の優位性が際立っています。 それは、「満点を狙わず、合格ラインの7割を確実に拾う」ための削ぎ落とし技術が独学を圧倒しているからです。
【社会保険労務士試験 直近5年間の推移】
| 実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
| 令和6年度(第56回) | 43,501人 | 2,982人 | 6.9% |
| 令和5年度(第55回) | 42,741人 | 2,724人 | 6.4% |
| 令和4年度(第54回) | 40,638人 | 2,134人 | 5.3% |
| 令和3年度(第53回) | 37,306人 | 2,937人 | 7.9% |
| 令和2年度(第52回) | 34,845人 | 2,237人 | 6.4% |
出典元:
アウトプット比率を強制的に高める「スマホ学習の仕様」
最近の合格率向上を支えているのは、間違いなくエドテック(教育×技術)」の進化です。 かつての講義を聴くだけの受け身な学習は、通信講座から姿を消しつつあります。
- 一問一答アプリの強制力:AIが苦手な問題を自動抽出し、解けるまで何度も出題する
- スキマ時間の細分化:1分あれば1問解ける仕様により、社会人の「勉強できない言い訳」を封鎖
- 進捗の可視化:自分の立ち位置がグラフで表示され、モチベーション低下を物理的に防ぐ
忙しい社会人が合格するためには、机に向かう時間以外でいかに脳に負荷をかけるかが鍵です。 最新の通信講座は、アプリを通じてアウトプットを「強制」することで、受講生の合格率を底上げしています。
合格お祝い金の条件は厳しい?「全額返金」に隠された不支給リスク
「合格したら全額返金」「お祝い金数万円プレゼント」 魅力的なキャッチコピーですが、これを単なるご褒美と考えてはいけません。
実際には、非常に高いハードルを課したスクール側の広告戦略としての側面が強いからです。
実録!お祝い金が受け取れない「隠された1行」と厳しい条件
お祝い金の支給条件には、多くの受講生が見落としがちな厳しい制約が複数存在します。 契約後に「こんなはずじゃなかった」と後悔するケースが後を絶ちません。
代表的な不支給条件は以下の通りです。
- 完走の壁:本試験前に「すべての確認テストで90点以上」などの実績が必要
- プライバシーの対価:合格体験記の執筆に加え、実名・顔写真の公開が必須
- スピードの壁:合格発表から数日以内に、膨大な書類やアンケートを提出
特に社会人の場合、「名前や顔をネットに出せない」という理由で、受取を断念するケースが非常に多いのが実態です。 お祝い金ありきで受講を決める前に、マイページ等で**「自分にその条件が飲めるか」**を必ず確認してください。
スクールが巨額のお祝い金を出す「本当の狙い」
なぜスクールは、利益を削ってまでお祝い金を出すのでしょうか? その裏には、極めて合理的な2つのマーケティング戦略があります。
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最強の販促素材の確保
- 合格者の「生の声」や「笑顔の写真」は、翌年の受講生を集めるための最高級の広告になります。
- お祝い金は、外注すれば高額になる信頼性の高い広告素材を安く買い叩くための報酬なのです。
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合格率の「分母」を育てるため
- 「お金が戻ってくる」という強烈な動機付けにより、脱落しやすい層を「完走者」へと変えます。
- 結果として、本気度の高い受講生が残り、翌年の**「公表合格率」が安定する**という仕組みです。
結論:合格率は「あなたの完走」を前提とした可能性に過ぎない
ここまで、合格率の裏側にある「算出のからくり」や「お祝い金の条件」を暴露してきました。 結論として、合格実績という数字は「あなたがその講座を使い倒したとき」に初めて意味を持つものです。
私は他のページで「合格率という過去の実績はこれから受講生になるあなたとは何の関係もないこと」と言いました。こちらのページ→ 社労士通信講座比較-働きながら合格圏!挫折せず戦い抜くおすすめ講座
どれほど高い合格率を誇る講座であっても、申し込むだけで受かるわけではない、合否はあなたが何をするかにかかっているということを認識しましょう。
数字の裏を知った上で、最も納得できる「相棒」を選ぶ
合格率の高さだけを基準にするのは、もうやめましょう。 あなたがチェックすべきは、数字の良し悪しではなく、自分が完走できる環境かという一点です。
- スマホアプリの操作性は、自分のスキマ時間に合っているか
- お祝い金の条件は、自分のプライバシーを犠牲にできる範囲か
- 教材のボリュームは、仕事と両立して最後までやり切れる量か
「からくり」を理解したあなたなら、広告の派手さではなく、実務的な仕様で講座を選べるはずです。 自分にとって最も納得感のある「相棒」を選ぶことこそが、合格への最短距離となります。
今日から「合格者側の特徴」を真似して学習をスタートさせる
講座を選んだら、次はあなたが合格率を高める側の受講生になる番です。 実績を出している合格者たちは、例外なく以下の行動を徹底しています。
- アウトプット優先:講義を聴く時間は最小限にし、即座に問題演習に入る
- ルーティン化:やる気に頼らず、歯磨きと同じレベルで「1日2時間」を確保する
- 一点突破:提供された教材を信じ、試験当日まで他の参考書には一切浮気をしない
社労士試験の合格率は、あなたの決断と行動次第で、6%から100%にまで高めることができます。 まずは一歩、気になる講座の資料請求や無料体験から、「完走するための第一歩」を踏み出してみてください。